32blogby StudioMitsu
Archive10 min read

RustサーバーにOxide/uModでMODを導入する方法

RustローカルサーバーへのOxide(uMod)インストールから人気MODの設定まで解説。採取量増加・ワープ・PvE設定など実用的なMOD活用法を紹介。

バニラのRustサーバーも楽しいけど、「採取量が少なすぎる」「友達と集まったときだけ時間を進めたい」「PvEで遊びたい」という要望が出てくることは多い。

そういった細かいカスタマイズを実現するのが Oxide(uMod) というMODフレームワークだ。この記事では、ローカルサーバーへのOxideのインストール方法から、実際に役立つMODの導入・設定まで解説する。

まだサーバーを立てていない場合は先にRustローカルサーバー構築ガイドを読んでほしい。

Oxide(uMod)とは何か

Oxideは、RustのサーバーにC#製のプラグインを追加できるようにするフレームワークだ。現在は uMod というプロジェクト名で開発・配布されている。

Oxideを入れることで、以下のようなことができるようになる:

カテゴリできること
採取・クラフト採取量の倍率変更、スタックサイズ変更、クラフト時間短縮
プレイヤー管理ワープ、テレポート、ホームポイント設定
ゲームモード変更PvE化、PvPゾーン設定、NPCの追加
経済システム通貨・ショップ機能の追加
管理ツールキック・BAN・ログ管理の強化

要するに、自分のサーバーを思い通りにカスタマイズできる仕組みだ。

注意点:OxideとRustのアップデートの関係

Rustが公式アップデートされると、Oxideは無効になる。 これは重要なポイントだ。

Rustは毎月第1木曜日(通称「Force Wipe」)に大きなアップデートが入る。このタイミングでOxideも更新版がリリースされるので、毎回Oxideを再インストールする必要がある。

サーバーを定期的に運用するなら、この手順を把握しておくこと。

OxideのインストールとRustサーバーへの適用

1. Oxideをダウンロードする

https://umod.org/games/rust にアクセスして「Download」ボタンからZIPファイルを取得する。

ファイル名は Oxide.Rust-x.x.x.zip のような形式になっている。必ず公式サイトから最新版を取得すること。

2. サーバーフォルダに上書きコピー

  1. サーバーを停止する(起動中は適用しない)
  2. ダウンロードしたZIPを展開する
  3. 展開したファイルをすべて C:\rustserver\上書きコピーする
C:\rustserver\
├── oxide\           ← Oxideが作成するフォルダ
│   ├── config\      ← MODの設定ファイル
│   ├── data\        ← MODのデータ
│   ├── logs\        ← ログ
│   └── plugins\     ← MODファイルを置く場所
├── RustDedicated.exe
└── ...

3. サーバーを起動して確認

start_server.bat でサーバーを起動する。ログに以下のような行が出ればOxideが正常に動いている:

Oxide.Core v2.x.xxxx started successfully
Oxide.Rust loaded successfully

MOD(プラグイン)の追加方法

Oxideが入ったら、プラグインを追加してみよう。手順は非常にシンプルだ。

1. uModでプラグインを探す

https://umod.org/plugins でRust対応プラグインを検索できる。ダウンロード数や評価を参考に選ぶといい。

2. .cs ファイルをダウンロード

プラグインページの「Download」ボタンからファイルを取得する。拡張子が .cs(C#ソースコード)のファイルだ。

3. pluginsフォルダに配置

C:\rustserver\oxide\plugins\

このフォルダに .cs ファイルを置くだけでいい。サーバーが起動中でも動的に読み込まれる。

サーバーコンソールで以下のコマンドでプラグインの状態を確認できる:

oxide.plugins

おすすめMODと設定方法

Gather Manager(採取量の調整)

Rustで最もよく使われるMODの一つ。採取量の倍率をコマンドで簡単に変更できる。

インストール: https://umod.org/plugins/gather-manager

起動後、ゲーム内コンソールで以下を実行する:

gather.rate dispenser * 5

これで木、石、鉱石などすべての採取量が5倍になる。数値は好みで調整してほしい。

gather.rate dispenser scrap 3

スクラップのみ3倍に設定する例。リソースごとに個別設定もできる。

gather.rate pickup * 5

地面に落ちているアイテムを拾ったときの量も5倍にする。

よく使う倍率の目安:

目的倍率理由
ソロのんびりプレイ3〜5倍バニラより楽だが達成感は残る
友達と数時間プレイ5〜10倍短時間でも拠点を作れる
検証・テスト100倍すぐに何でも試せる

Stack Size Controller(スタックサイズの変更)

木材や石の最大所持数を増やして、持ち運びの手間を減らすMOD。

インストール: https://umod.org/plugins/stack-size-controller

インストール後、C:\rustserver\oxide\config\StackSizeController.json を編集して各アイテムのスタック上限を設定する。

json
{
  "wood": 50000,
  "stones": 50000,
  "metal.fragments": 10000,
  "scrap": 5000
}

設定ファイルを保存してから oxide.reload StackSizeController で反映。

NTeleportation(テレポート機能)

プレイヤーが自分でホームポイントを設定して瞬間移動できるようになるMOD。友達のもとへのテレポートも可能。

インストール: https://umod.org/plugins/n-teleportation

使い方(ゲーム内チャットで入力):

コマンド機能
/sethome 名前現在地をホームとして登録
/home 名前ホームへテレポート
/tpr プレイヤー名テレポートリクエストを送る
/tpaテレポートリクエストを承認
/removehome 名前ホームポイントを削除

TruePVE(PvEサーバー化)

プレイヤー間のダメージを無効にするMOD。友達と協力プレイだけしたい場合に便利。

インストール: https://umod.org/plugins/true-pve

インストール後は自動的にPvEモードになる。設定ファイルでダメージルールを細かく制御できる。

Instant Craft(クラフト時間を即時に)

クラフト時間を0にして、すべてのアイテムが即クラフトできるようにするMOD。検証やテスト用に特に便利。

インストール: https://umod.org/plugins/instant-craft

プラグインの管理コマンド

サーバーコンソールで使えるOxideの管理コマンド:

コマンド機能
oxide.pluginsインストール済みプラグインの一覧
oxide.load プラグイン名プラグインを読み込む
oxide.unload プラグイン名プラグインを無効化する
oxide.reload プラグイン名プラグインを再読み込みする(設定変更後に実行)
oxide.reload *全プラグインを一括再読み込み

設定ファイルの場所と編集

Oxideプラグインの設定ファイルは C:\rustserver\oxide\config\ に保存される。ファイル形式はJSONなのでメモ帳でも編集できるが、できれば VSCode などのエディタを使うと構文エラーを防げる。

設定ファイルを編集したら必ず oxide.reload プラグイン名 を実行して変更を反映させること。

oxide.reload GatherManager

トラブルシューティング

Oxideが読み込まれない

  • サーバーを停止した状態でZIPを上書きしているか確認する
  • C:\rustserver\CSharpCompiler.x86_x64_Data\ フォルダが存在するか確認する(Oxideに含まれている)
  • Rustが最新版でOxideが古い場合は新しいOxideをダウンロードする

プラグインが動かない

oxide.plugins

を実行してリストに表示されているか確認する。エラーが出ている場合はサーバーログ(oxide\logs\ フォルダ)を確認する。

設定変更が反映されない

oxide.reload プラグイン名 を実行していない可能性が高い。設定ファイルを保存後に必ず実行すること。

Rustアップデート後にOxideが動かなくなった

公式の uMod Rust ページ で新しいOxideが公開されているか確認する。Force Wipe当日の数時間後には更新版がリリースされることが多い。

まとめ

OxideでRustサーバーをカスタマイズする流れをまとめると:

  1. umod.org からOxideをダウンロードしてサーバーフォルダに上書き
  2. サーバーを起動してOxideの読み込みを確認
  3. umod.org/plugins でプラグインを探して .cs ファイルを oxide\plugins\ に配置
  4. oxide.plugins で読み込みを確認
  5. 設定変更後は oxide.reload プラグイン名 で反映

RustアップデートのたびにOxideの再インストールが必要なのは少し手間だが、それ以外は非常にシンプルな仕組みだ。採取量を5倍にするだけでも、友達と遊ぶときの体験がかなり変わる。ぜひ試してみてほしい。