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Rustサーバーの立て方|MOD導入まで完全解説

Rust専用サーバーの構築からOxide/uMod MOD導入、おすすめプラグインまで2026年最新の手順を解説。VPSで簡単に立てる方法も紹介。

RustサーバーOxideMODSteamCMD
目次

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Rustで身内サーバーを立てたい。MODも入れてカスタマイズしたい。でも手順がよくわからない——そんな人のために、サーバー構築からOxide(uMod)によるMOD導入まで、実際のコマンドを交えて僕が一通り解説する。

Rustサーバーを立てるには何が必要?

まず最低限必要なものを整理する。

ハードウェア要件

リソース最低限推奨
RAM8GB(3〜5人向け)16GB〜(10人以上)
CPU3GHz以上3.5GHz以上、4コア以上
ストレージ15GB(SSD推奨)20GB以上(NVMe推奨)
OSWindows 10/11、Ubuntu 20.04以降

RAM目安をもう少し具体的に書くと:

  • 10人 / マップサイズ3000: 8GB
  • 50人 / マップサイズ3500: 12〜16GB
  • 100人 / マップサイズ4000: 16〜24GB

Rustサーバーはシングルスレッド性能が重要なので、コア数よりクロック速度を優先しよう。

ソフトウェア

  • SteamCMD — Valveが提供するコマンドラインツール。サーバーファイルのダウンロードに使う
  • Rust Dedicated Server — Steam App ID: 258550。SteamCMDで無料ダウンロードできる

SteamCMDでサーバーをインストールするには?

SteamCMDのダウンロード

Windows

  1. サーバー用のフォルダを作る(例: C:\steamcmdC:\rust_server
  2. SteamCMD公式ページからZIPをダウンロード
  3. C:\steamcmd に展開して steamcmd.exe を実行。初回は自動で更新が走る

Linux(Ubuntu/Debian)

bash
sudo dpkg --add-architecture i386
sudo apt-get update
sudo apt-get install -y lib32gcc-s1 lib32stdc++6 curl wget screen
mkdir ~/steamcmd && cd ~/steamcmd
curl -sqL "https://steamcdn-a.akamaihd.net/client/installer/steamcmd_linux.tar.gz" | tar zxvf -

Rustサーバーのダウンロード

SteamCMD を使ってサーバーファイルをダウンロードする。

Windows(ワンライナー)

batch
C:\steamcmd\steamcmd.exe +force_install_dir "C:\rust_server" +login anonymous +app_update 258550 validate +quit

Linux

bash
./steamcmd.sh +force_install_dir "/home/steam/rust_server" +login anonymous +app_update 258550 validate +quit

ポイント:

  • login anonymous でOK。Rust Dedicated Serverは匿名ダウンロードに対応している
  • validate は破損ファイルを修復するオプション。初回は必ずつける
  • ダウンロードサイズは約 9GB

サーバーの起動と設定方法は?

起動スクリプト

Windows — start_server.bat

以下の内容でバッチファイルを作成する。

batch
@echo off
:start
RustDedicated.exe -batchmode ^
  +server.port 28015 ^
  +server.queryport 28016 ^
  +rcon.port 28017 ^
  +rcon.password "ここにパスワードを設定" ^
  +rcon.web 1 ^
  +server.level "Procedural Map" ^
  +server.seed 12345 ^
  +server.worldsize 3500 ^
  +server.maxplayers 50 ^
  +server.hostname "My Rust Server" ^
  +server.identity "myserver" ^
  -logfile "output.log"
goto start

goto start でクラッシュ時に自動再起動する。

Linux — start_server.sh

bash
#!/bin/bash
./RustDedicated -batchmode -nographics \
  +server.port 28015 \
  +server.queryport 28016 \
  +rcon.port 28017 \
  +rcon.password "ここにパスワードを設定" \
  +rcon.web 1 \
  +server.level "Procedural Map" \
  +server.seed 12345 \
  +server.worldsize 3500 \
  +server.maxplayers 50 \
  +server.hostname "My Rust Server" \
  +server.identity "myserver" \
  -logfile "output.log"
bash
chmod +x start_server.sh
screen -S rust ./start_server.sh

screen を使えばSSH切断後もサーバーが動き続ける。再接続は screen -x rust

主要パラメーター

パラメーター説明デフォルト・備考
server.portゲーム接続ポート(UDP)28015
server.queryportサーバーブラウザ用(UDP)28016
rcon.portリモート管理用(TCP)任意(28017推奨)
rcon.webWeb RCON有効化1にする
server.levelマップの種類"Procedural Map"
server.seedマップ生成シード値0〜2147483647
server.worldsizeマップサイズ1000〜6000(推奨: 3000〜4500)
server.maxplayers最大接続数スペックに合わせて
server.identityサーバー識別名ワールドデータのフォルダ名になる

server.cfg

コマンドライン引数とは別に、設定ファイルでも細かい調整ができる。

ファイルの場所: server/<server.identity>/cfg/server.cfg

例: C:\rust_server\server\myserver\cfg\server.cfg

server.hostname "My Rust Server"
server.description "Vanilla server. Wiped monthly."
server.maxplayers 50
server.worldsize 3500
server.saveinterval 600
server.pve false

注意点:

  • server.cfg ではコマンドラインの + プレフィックスは不要
  • serverauto.cfg はサーバーが自動生成するファイルなので絶対に手動編集しない
  • サーバー起動後に初めてフォルダが生成されるので、まずは一度起動してからserver.cfgを作成する

ポート開放

外部から接続するには、ルーターのポートフォワーディングとファイアウォールの設定が必要。

開放が必要なポート

ポートプロトコル用途
28015UDPゲーム接続
28016UDPSteamサーバーブラウザ
28017TCPRCON(リモート管理)

Windowsファイアウォール設定

powershell
netsh advfirewall firewall add rule name="Rust Game" dir=in action=allow protocol=UDP localport=28015
netsh advfirewall firewall add rule name="Rust Query" dir=in action=allow protocol=UDP localport=28016
netsh advfirewall firewall add rule name="Rust RCON" dir=in action=allow protocol=TCP localport=28017

ルーターの設定画面で、上記ポートをサーバーPCのローカルIPアドレスに転送する。ルーターの機種によって画面が違うので、「ルーター名 + ポートフォワーディング」で検索してほしい。

接続テスト

RustクライアントでF1キーを押してコンソールを開き、以下を入力する。

client.connect localhost:28015

外部から接続する場合はグローバルIPを使う。

client.connect 203.0.113.1:28015

Oxide(uMod)でMODを導入するには?

Oxideとは

Oxide(正式名: uMod)は、Rustサーバー向けの MODフレームワーク。これを入れることで、C#で書かれたプラグインをサーバーに追加できるようになる。

歴史的には「Oxide」として始まり、2017年に複数ゲーム対応のため「uMod」にリブランドされた。コミュニティでは今も両方の名前が使われている。

インストール手順

  1. サーバーを完全停止する
  2. umod.org/games/rust または GitHub Releases からZIPをダウンロード
    • Windows: Oxide.Rust.zip
    • Linux: Oxide.Rust-linux.zip
  3. ZIPを展開すると RustDedicated_Data/ フォルダが出てくる
  4. このフォルダをサーバーのルートディレクトリに 上書きコピー する
  5. サーバーを起動する
  6. コンソールで oxide.version と入力して、バージョンが表示されれば成功

Oxideが生成するディレクトリ

初回起動後、サーバールートに oxide/ フォルダが自動生成される。

oxide/
  plugins/    ← プラグインの .cs ファイルを置く場所
  config/     ← プラグインの設定ファイル(自動生成)
  data/       ← プラグインのデータ保存先
  logs/       ← ログファイル
  lang/       ← 多言語対応ファイル

プラグインのインストール

  1. umod.org/plugins からプラグインの .cs ファイルをダウンロード
  2. oxide/plugins/ フォルダにコピーする
  3. サーバーの再起動は不要。Oxideがフォルダを監視していて、ファイルを置くと自動でコンパイル・ロードする

コンソールに [Oxide] Loading plugin PluginName v1.0.0 と表示されれば成功。

管理コマンド

oxide.load PluginName      プラグインをロード
oxide.unload PluginName    アンロード
oxide.reload PluginName    リロード(設定変更後に使う)
oxide.plugins              ロード中のプラグイン一覧

Rustアップデート時の注意

Rustは毎週木曜日(太平洋時間)にアップデートがある。アップデートが入ると Assembly-CSharp.dll が変わり、Oxideが動かなくなる

対応手順:

  1. SteamCMDでRustサーバーを更新する
  2. Oxide.Rust GitHub Releases で対応版が出ているか確認する
  3. 対応版をダウンロードして再インストール(上書きコピー)
  4. サーバーを起動

Oxideチームは通常、Rustパッチと 同日〜翌日 に対応版をリリースしている。対応が出るまではバニラで運営するか、サーバーを停止して待とう。

おすすめのプラグインは?

サーバー管理

プラグイン概要
Gather Manager採取倍率を変更。2倍・5倍サーバーの必須プラグイン
Stack Size Controllerアイテムのスタック上限を変更
Better Chatチャットにグループ名・色をつけてカスタマイズ
Admin Radarプレイヤーの位置を追跡。不正監視に便利

ゲームプレイ

プラグイン概要
Teleportationホーム設定・フレンドへのテレポート
KitsスターターキットやVIP報酬セットを作成
Backpacksインベントリ拡張バックパック
Economicsサーバー内通貨システム

イベント

プラグイン概要
Raidable BasesNPC拠点をランダム配置するPvEコンテンツ
Dangerous Treasures宝箱争奪戦イベント

便利系

プラグイン概要
AutoDoorsドアを一定時間後に自動で閉める
RustcordDiscordにキル通知やサーバー情報をリアルタイム連携
No Escape戦闘中のログアウト・テレポートをブロック

プラグインは umod.org/pluginscodefling.com で探せる。codeflingは有料プラグインが多いが、品質が高いものが揃っている。

パーミッション設定

プラグインの機能をプレイヤーごと・グループごとに制御できる。

oxide.group add vip                          グループを作成
oxide.usergroup add PlayerName vip           プレイヤーをグループに追加
oxide.grant group vip teleport.use           グループに権限を付与
oxide.grant user PlayerName gather.rate2x    個人に直接付与

デフォルトで default(全プレイヤー)と admin の2グループが存在する。

VPSならもっと簡単に立てられる?

ここまで読んで「SteamCMDのインストール、ポート開放、Oxideの毎週更新……ちょっと面倒だな」と思った人もいるかもしれない。

実は、ゲーム向けVPS を使えばこれらの作業を大幅にスキップできる。僕も身内10人以上で遊ぶときはVPSを使っている。

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自宅サーバーとVPSの使い分け

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ポート開放必要不要
回線品質家庭回線に依存データセンター品質
安定性PC起動中のみ24時間365日
向いている人3〜5人で遊ぶ10人以上で安定運用したい

身内3〜5人で気軽に遊ぶなら自宅サーバーで十分。10人以上で常時稼働させたいなら、VPSの方がトータルで楽だ。

まとめ

Rustサーバーの構築は、手順さえわかれば難しくない。

  1. SteamCMD でApp ID 258550 をダウンロード
  2. 起動スクリプトを作って ポート開放(UDP 28015, 28016 / TCP 28017)
  3. Oxide(uMod) を上書きコピーでインストール
  4. oxide/plugins/ にプラグインの .cs を置くだけでMOD導入完了

毎週のRustアップデート後にOxideの再インストールが必要な点だけ忘れずに。

自宅サーバーの構築が面倒な場合は、ConoHa for GAMEやXServer VPS for Gameのテンプレートを使えば、数分でサーバーが立ち上がる。