仮想通貨の損益計算ツールはなぜ必要?
仮想通貨の取引は、売却・交換・送金など課税イベントが多く、手計算はほぼ不可能です。
複数の取引所を使っている人なら、履歴を集約するだけでも大変。
そのため、多くの人が「損益計算ツール」を使って自動で集計しています。
この記事では、個人利用でも無料で使える信頼性の高い3つのツールを紹介します。
1. CryptoLinC(クリプトリンク)
おすすめ度:★★★★★(初心者向け・無料利用可能)
CryptoLinCは、国内開発の仮想通貨損益計算ツール。
メールアドレス登録だけで、主要取引所(bitFlyer、Coincheck、Binanceなど)と連携可能。
主な特徴
- 無料プランで年間損益計算書を出力可能
- 国内サーバー運用(データ保護面で安心)
- 日本語UIで初心者でも操作が簡単
- NFT・DeFi非対応(ただし通常取引には十分)
メリット
- 無料・登録が最短1分
- CSV取引履歴の自動統合
- 税理士に提出できる形式で出力
注意点
- 高度な税制対応(繰越控除・法人対応)は有料プランのみ
CryptoLinCは「無料で試したい個人ユーザー」に最適な選択肢です。
シンプルな日本語設計で、最初のツールとして安心して使えます。
2. Gtax(ジータックス)
おすすめ度:★★★★☆(中級者〜税理士利用層にも対応)
Gtaxは、国内外70以上の取引所・ウォレットに対応する大手ツール。
精度と柔軟性に優れ、税理士の業務でも使われています。
主な特徴
- 自動CSV連携、取引履歴の一括同期
- NFT・DeFiの一部に対応
- 利益計算の詳細内訳を自動生成
- 税理士アカウント機能あり
メリット
- 多取引所ユーザーに最適
- 年間損益計算書を税務署提出用に整形
- サポート体制が充実
注意点
- 無料プランは取引数制限あり(数百件まで)
- 高機能ゆえに操作画面は少し専門的
Gtaxは「複数取引所を使う中級者以上」や、「税理士と連携したい人」に向いています。
3. Cryptact(クリプタクト)
おすすめ度:★★★★☆(上級者・海外取引対応)
Cryptactは国内最大級の仮想通貨計算プラットフォーム。
DeFi・NFT・海外取引にも幅広く対応し、英語UIも完備。
主な特徴
- 海外取引・DeFi・NFTすべて対応
- 高精度の損益計算アルゴリズム
- 計算履歴のクラウド保存
- API連携で自動更新可能
メリット
- プロトレーダー・法人にも利用される信頼性
- 海外ユーザーにも対応
- UIが洗練されており操作性が高い
注意点
- 完全無料ではなく、取引件数が多いと有料プランが必要
Cryptactは**「海外取引を含めたトレード経験者」**におすすめです。
正確な計算が求められる法人・上級者層に人気があります。
比較まとめ表
| ツール名 | 対応範囲 | 無料利用 | 対応取引所 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| CryptoLinC | 国内主要取引所 | 〇 | 約15 | 無料で年間損益計算書出力 |
| Gtax | 国内+海外70+ | △ | 約70 | 税理士も利用、詳細レポート |
| Cryptact | 国内+海外+NFT | △ | 約80 | DeFi・NFT対応、上級者向け |
ツールの安全性と信頼性について
仮想通貨の計算ツールを選ぶ際は、次の3点を確認しましょう。
- 運営会社が国内企業か(法的保護があるか)
- 個人情報・取引データの保護方針(国内サーバー管理)
- 税理士・会計士が監修しているか
上記3社はいずれも国内企業で、金融庁登録事業者や税理士協会の監修を受けています。
不安な方は税理士の無料相談と併用がおすすめ
ツールで利益計算ができても、最終的な申告内容は税務知識が必要です。
「この金額で合っているか不安」「扶養や控除の扱いを確認したい」場合は、
税理士の無料相談を利用してダブルチェックすると安心です。
👉 【仮想通貨 税理士 無料相談】暗号資産の確定申告を専門家に任せて安心サポート
執筆者情報
筆者:おみつ
職業:システムエンジニア(ETHのマイニング経験あり)
参考資料:国税庁/金融庁/CryptoCPA/Freee/MoneyForward Biz
まとめ:無料で使うならCryptoLinC、取引量が多いならGtax or Cryptact
仮想通貨の確定申告は、計算ツールを使うことで格段に効率化できます。
無料で始めたいならCryptoLinC、
多取引所ユーザーならGtax、
NFTや海外取引まで扱うならCryptactを選びましょう。
関連記事


コメント