Googleスプレッドシートの新機能「テーブルとして書式設定」を使おうとして、「ヘッダー形式のない交互の背景色の範囲を表に変換することはできません。ヘッダー形式を指定してもう一度お試しください。」というエラーが出てお困りではありませんか?
「解決策を検索しても、マニュアルのような説明ばかりでよくわからない…」という方のために、1分で解決する具体的な手順をまとめました。

目次
なぜこのエラーが出るのか?(原因)
このエラーは、スプレッドシートが「どこが見出し(ヘッダー)で、どこからがデータなのか判別できない」ことが原因で発生します。
具体的には、以下の条件が重なると発生しやすいです。
- すでに「交互の背景色」が設定されている
- 1行目(見出し行)に特別な書式(太字や塗りつぶし)がない
- スプレッドシートの「テーブル」機能と、古い「交互の背景色」機能が競合している
【即解決】エラーを消してテーブル化する3つの方法
以下のいずれかの方法で、エラーを回避してテーブル化できます。
方法A:既存の「交互の背景色」を削除する(推奨)
まずはこちらをお試しください。
- エラーが出る範囲を選択します。
- メニューの「表示形式」>「交互の背景色」をクリックします。
- 画面右側に表示されるパネルの最下部にある「交互の背景色を削除」をクリックします。
- 書式が真っさらになった状態で、再度「挿入」>「テーブル」を実行してください。
方法B:見出し行を明示的に作成する
スプレッドシートに「これがヘッダーですよ」と教えてあげる方法です。
- データの1行目(見出しになる行)を選択します。
- 太字(Ctrl + B)にしたり、背景色を手動で塗ったりして、2行目以降と見た目を変えます。
- その状態で再度テーブル化を試してください。
方法C:書式をすべてクリアしてやり直す
細かい設定が面倒な場合は、一度リセットするのが早いです。
- 範囲を選択し、「Ctrl + \(バックスラッシュ)」(Macは
Cmd + \)を押して書式をクリアします。 - その後、「挿入」>「テーブル」を選択します。
テーブル機能を使うと、作業がこれだけ楽になる!
エラーを乗り越えて「テーブル」化すると、これまで手動で行っていた作業が自動化されます。
- 自動フィルタ: 見出しにフィルタボタンが自動で付きます。
- データの自動拡張: 行を追加すると、書式や関数が自動でコピーされます。
- プルダウンの管理: 列ごとにドロップダウンリストを簡単に設定できます。
まとめ:エラーは「設定の競合」が原因
「ヘッダー形式がない」というエラーは、「交互の背景色を一度オフにする」だけで解決します。
スプレッドシートの新機能である「テーブル」は、一度使い慣れると手放せないほど強力です。ぜひこの記事の方法でエラーを解消し、業務効率化を進めてください!


コメント